マレーシアの英語レベル 特徴と歴史を学ぼう

マレーシア/英語 マレーシア

多民族国家マレーシアでは、公用語であるマレー語に加え、英語が広く使われています。
東南アジアの中でも比較的英語が通じやすい国として知られていますが、その英語レベルは実際どうなのでしょうか?

この記事では、マレーシアの英語レベルの実情、その特徴、そしてなぜ英語が広く普及したのかという歴史的背景について詳しく解説します。

EF英語能力指数でも高い評価

国際的な英語能力の指標である、EF英語能力指標では、マレーシアは、116カ国中16位です。

ちなみに、 日本は92位とだいぶ低いですね😅!
スコアも下がっています。

引用: 世界最大の英語能力指数 ランキング

ただし、国民全体の英語レベルには差があり、特に地方部や高齢層では英語があまり通じない場合もあります。

また、多様な民族の影響を受けているため、独特なアクセントや語彙が生まれており
それは「マングリッシュ(Manglish)」と呼ばれることもあります。

ユニークな英語「マングリッシュ」の特徴

「Lah(ラー)」など独特の語尾

マングリッシュ意味
Can Lah出来る
Can Lehもちろん出来るよ
Can worそうだね
Can liao laもう分かったよ

例えば、こんな感じです。

よく 「キャンラー」などの表現が聞こえてくることがあります!
しばらくするとなれるでしょう😊!

副詞の位置

英語(標準)マングリッシュ意味
I have already eaten.I eat already.もう食べたよ
She is already here.She here already.彼女はもうここにいるよ
He is also coming.He coming also.彼も来るよ
We have already finished it.We finish it already.もう終わらせたよ
They are also going with us.They go with us also.彼らも一緒に行くよ

このように、標準英語では前に来る副詞が
マングリッシュでは文の最後に置かれる傾向があります。

マレー語や中国語、タミル語からの借用語

マングリッシュには、マレー語、中国語(福建語、広東語など)、タミル語などに由来する単語や表現が豊富に混ざります。これにより、独特の語彙が形成されています。

多様なアクセント

マレーシアは多様な民族で構成されているため、話者によって英語のアクセントが大きく異なり、マングリッシュの聞き取りにくさにつながることもあります。

マレーシアで英語が普及した歴史的背景

マレーシアで英語が広く普及した背景には、イギリスによる植民地支配の歴史が深く関わっています。

イギリスの植民地時代(18世紀末〜1957年)

イギリスはマレー半島を植民地とし、行政、教育、経済の中心言語として英語を導入しました。

教育における英語の重視

独立後も、高等教育やビジネスの分野では英語が重要な役割を果たし続けました。政府も英語教育を重視し、学校教育において英語が必修科目とされています。

多民族国家としての必要性

マレーシアはマレー系、中国系、インド系など多様な民族が共存する国家です。共通語としての英語は、異なる民族間のコミュニケーションを円滑にする上で重要な役割を果たしてきました。

マレーシアの英語教育の特徴

早期からの英語教育

小学校入学時から英語が必修科目として導入されています。これにより、早い段階から英語に触れる機会が提供されています。

一部の私立学校やインターナショナルスクールでは、より早期から英語による教育が行われているようですね!

実践的なコミュニケーション能力の重視

会話練習やディスカッション、プレゼンテーションなどのアクティブラーニングを取り入れた授業が増えています。

近年の英語教育では、文法や語彙だけでなく、実践的なコミュニケーション能力の育成が重視されています。

まとめ

マレーシアの英語事情についてまとめてみました!
マレーシアで英語が使われているのは知っていても、独特の表現や歴史があることを知っている方は少なかったのではないでしょうか。

留学を検討されるのもいいですね😊!

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